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新進気鋭の大学生ラッパーRin音。昨年2月にリリースした「snow jam」はTik Tokを中心に人気を博し、Spotify国内バイラルチャート1位を記録!YouTubeでも再生回数1500万再生を突破、今年のレコード大賞新人賞にも選ばれています!まさに若者のポップアイコンとして話題沸騰!そしてなんと今月(1月29日)にはZeepNagoyaでのライブも開催!(※緊急事態宣言の再発令に伴い、新型コロナウィルス感染拡大の情勢を鑑みましてRin音”swipe sheep”RELEASE TOUR「色々あって初ツアーがZeppになっちゃったツアー」の全公演が延期となりました。詳しくはオフィシャルサイト等をご確認お願い致します。)

そんな彼に今回R E A L編集部員がインタビューを決行!音楽の話はもちろん、大学生活や就活、S N Sへの思いなど同年代だからこそ共感できる等身大の“大学生Rin音”を知ることが出来るインタビューとなっています!

また、自身初となるZeepツアーについても沢山語ってもらいました!

2回に分けてお送りする今回のインタビュー。1回目となる今回は音楽、そして大学生活(前半)について!音楽の原点は?大学生活は?就活してたの?携帯の充電がない…?などなどたっぷり語ってもらっていました!

取材:たかば・あかり 文:たかば

(以下 たかば→た あかり→あ)

歌詞とか何かいいこと言わなきゃってあるけど、僕はそれ途中で辞めたんです

た:まずはレコード大賞新人賞おめでとうございます!

「ありがとうございます。あんまり自分でも実感がないというかよくわかってないんですけど(笑)」

た:環境が変わったりとか、また数年前に自分がレコード大賞新人賞をとることを想像したりとかしていましたか?

「いやあ、全く…。僕大学生で、ノリでやっていたら、なっちゃった!という感じですね」

た:初めてRin音さんを拝見したのがMステだったんですけど、凄くカッコ良くて更に自分と同じ大学生の人がこうして活躍しているのを観てびっくりしました!

「いえいえ、とんでもない!」

た:従来のヒップホップは所謂レペゼン、みたいな自己主張するものが主流でしたが、Rin音さんの音楽はSNSでぽっと呟いたみたいな雰囲気がありますよね。なので歌詞に凄く共感ができて気を張らなくても通学途中でぼーっと聞き流せるような音楽が耳に心地良いです。同じような環境、SNSが主流となった世の中で、自分の主張はそんなにしないけれど、でも誰かに自分の言葉を聞いてほしい!という現代の若者の心に響いていると思いました。Rin音さん自身は歌詞を書く際に意識していることなどありますか?

「そうですね、例えば他の人たちはいわゆるストリートな経験とかを歌詞にしているけれど僕の場合はそうじゃなくて、ストリートな経験をした人がその経験を歌詞にするように僕は、僕の普通の人生をそのまま歌詞にしているというか。なんか言われてそれが嫌だな、と思ったらそれを歌詞にします」

た:本当にSNSの軽い呟きを歌詞に載せている感じなんですね。

「普通は歌詞を書こうとすると何かいいこと言わなきゃ!ってあると思うんですけど、僕はそれを途中で辞めたんですよ。もういいこと言うのやめようって。なのでそういうことを気にしないようにしています」

た:良い意味であまり考えていないというか、そういう部分が若者にも受けているのかなと思います。先ほど「途中でやめた」とおっしゃられましたが、それには何かきっかけなどあったんでしょうか?

「なんか、身の丈に合わないことをすると嘘ってバレちゃうじゃないですか。それを隠すためにまた嘘つくから。疲れるんですよね。もうやーめた!みたいな(笑)。でも、色々経験するのは必要だなと思っていて。なんかめんどくさかったりとか、楽しかったとか、やってみないとわからない。もしかしたら今の曲の作り方よりも楽しいやり方があるかもしれないし、だからそれを探すためにやるみたいな。で、今一番楽しいことをやっています」

た:ではもしかしたらこの先変わっていくかもしれないと。

「ですね。応援ソングとか作ってるかも(笑)。みんな頑張れー!って言ってるかもしれない(笑)」

た:Rin音さんの歌詞は詩的というか、個人的にとても好きなのですが、それこそ明確な励ましではないけれど、そこにいる、寄り添ってくれているような歌詞ですよね。普段の生活が忙しい時、「夜明乃唄」や「箒星飴店」などを聞くと心に余裕ができて優しくなるというか。頑張ろうって思って、いっぱいいっぱいになっちゃう時にすごく救われました。何か影響を受けたもの、参考にしているものなどあるんでしょうか?

「うーん…なんていうか、硬い人間が多いじゃないですか。音楽を作って、有名になるにつれ自由度って狭まっていくんですね。だからこそ、誰も参考にしないじゃないですけど、通過儀礼かもしれないし、挨拶しなくちゃいけないとかあるかもしれないけれど、俺はしたくない!って。“わがまま”が参考かもしれません」

た:ある意味ヒップホップというか、反骨精神というか。

「硬い考え方の人間って、一つのことしか言わないんですよ。こうしなきゃダメとか、ああしなきゃダメとか。でもそれはなぜ?と聞くと別に明確な理由は返ってこないんですね。だったら自分のやり方で良くない?ってイメージでずっとやってきました」

た:大人たちにヒップホップはこうあるべきだって言われることもあると思うんですけど、そこに嫌そうじゃなくて今俺が考えてることこれだよってストレートにぶつけてる感じですね。

「僕がヒップホップをやってる理由ってのが、まずヒップホップは福岡で始めたんですけど、それで初めてMCバトルに出て、勝ってって流れで。これって福岡のヒップホップのシーンがなかったら、僕という人間はヒップホップを始めていないし、音楽に携わることもなくて。だから福岡の音楽シーンで育ってきたから今の僕の音楽がある。これが音楽的なジャンルで言ったらどうなるのかなって、そうなったら僕は一曲一曲細かくジャンル分けたいし。じゃあどういったジャンルわけになるのかなって思ったら、俺は福岡のヒップホップで育ったからヒップホップだってなって。なんか堅苦しく捉えるのめんどくさいよねみたいな。お世話になった人たちがヒップホップの方々だったからじゃあ俺もヒップホップ!という感じです(笑)」

た:これがヒップホップだ!というわけじゃなく、生きてきた環境の中で培ってきたものを表現している。素敵な考え方だと思います。

僕的には実はSNS必要ないなって思ってるんです。

た:「snow jam」が爆発的なヒットをしましたが、その時の心境の変化というか、変わったことはありましたか?

「聴いてもらって、有名になればなるほどできることって増えていくんですけど、けど自分自身は全然変わらなくて。再生回数が増えるから数字ではわかるけど普段実感わかないというか、なんか凄いことになってんなみたいな(笑)。でもいざDMとかで“聞いてます!よかったです”ってくるとめちゃめちゃ嬉しいし、届いてるんだなって思えます」

た:そこでSNSの繋がりを感じたり?

「そこはやっぱりネットをやっててよかったなと思います」

た:反面ネットはやっぱり苦しい一面もあるじゃないですか。毒にも薬にもなるというか。

「僕的には実はSNS必要ないなって思ってるんです(笑)。必要ないなってのは言い過ぎですけど、必要な時に楽しいってなるのはそうなんですけど普通の時間にSNS見てて楽しくはならないから。家で寝ている時に他の友達が遊んでるのとか見ると自分何してるんだろうって思ったり」

た:すごくわかります(笑)。

「でしょ!?普通の時間を悪くしているのはSNSなのでこういう時間は要らないな〜って思ったり。でも情報の拡散には便利だし…」

た:あると便利だけれど、その分自由を奪われているようなジレンマですね。

「うまく付き合っていけば良いんじゃないかなって思います」

た:「SNSを愛してる」という曲もありますけど、この現状に逆に皮肉を投げかけているのかなって。

「そうやって考察していただけるのはとても嬉しいです!」

た:話は変わりますが、「ネオネットヤンキー」という言葉が、編集部で話題で。ポップだけど何か引っかかるというか。どういう風にして生まれたんでしょう?

「最初結構適当に考えてて。なんか可愛い言葉ないかな〜って。みんな代名詞とかあるじゃないですか。何か欲しいな〜って思って考えてたらそれが浮かんできて。これで良いじゃん!って」

た:わかりやすいし、ポップで可愛らしいです!

「めっちゃ褒めてくださってありがとうございます!(笑)」

やりたいことは辞めないべきだと思う。嫌なことやりながらでも。

た:現在4年生でもうすぐ卒業ということですが、卒業旅行など行く予定はありますか?こんな状況ですが・・・。

「行けるもんなら行きたいですけどね、普通に大学生なんで(笑)」

た:それこそ先ほど話されてましたが、SNSなどを見て友達が遊んでいるのを羨ましいと思うことはありますか?

「めっちゃ思いますよ!(笑)。遊びてぇ!って思う時もありますけど、まあ仕事が忙しいといけないじゃないですか。くっそう…、みたいな(笑)」

た:そんな中で、Rin音さんは今音楽の道を進まれていますが、学生時代こんなことしたかったなってことはありますか?

「いや、でも結構僕大学1.2.3年の間は普通に大学生して、同時にラップもという感じだったので、普通に遊んでましたね(笑)」

た:もし普通の就職の道に進んでいたら、どういう系に進んでいたなとかありますか?

「僕が情報システムとかのプログラミングとか学ぶ学科だったんで、まあエンジニアとか、そういう道でしたかね」

た:周りも就職活動をしていく中で、アーティストという違う道を進むことに不安などありましたか?

「このまんま就活して就職して社会人になっても正直不安だったと思います(笑)。周りにも辞めてしまう先輩とかいて。だったらやりたい事やってもいいんじゃないかなとは思いました」

た:アーティストになるという決断はいつ頃されたんでしょう?

「なんか気づいたらこっちの道になっちゃったというのはありますけど(笑)。みんな就活するじゃないですか。その時期に丁度音楽の方も少しずつ忙しくなっていって。Mステも6月とかだったんですけど、あれ?このままだと就活間に合わなくない?ってなって(笑)」

た:自分(たかば)はこれから就活で色々と悩んでいるので、アーティストという道を選ばれたRin音さんはかっこいいなと思います。

「いや、でも社会人になれるもんならなってたんですけどね(笑)。これは無理だなって。ギリギリ何かしらできることがあってよかったなって思います」

た:この道で行けるってバシッと感じましたか?

「なんて言ったら良いのかわからないんですけど、僕は音楽の道なんですけど、嫌なことを続けながらでも我慢して、趣味とかで社会人になっても好きなことを探せばって思ってて。僕は大学生のうちにそれがたまたま運よく見つかって(笑)。なんで、なんかバーンって感じる瞬間って色んな事やってたら社会人やりながらでも見つかるかなと。仕事でも勿論好きな事見つかるかもしれないし、趣味とかで熱中できたり。ネイルとかピアスとか、なんでも良いと思うんですけど、ガンとハマった時にそれを少しずつやって、そっから最終的に仕事に結びついたらなって思いますね。そんなノリです。だからやりたいことは辞めないべきだと思う。嫌なことやりながらでも」

た:就活を控えた読者にも響きそうです。すごく勇気をもらいました!

好きなことやってる時間は努力って感じないじゃないですか。自分はラップがそれで。

あ:今後大学を卒業されて、音楽一筋でやっていくと思うんですけれども、今後の展望などありますか?

「うーん、なんでしょう。僕ゲームが好きなんですよね。ゲームがやりたい。今はゲームが好き。ゲームをする時間を確保できる仕事が何かって、音楽なんですよね(笑)。もう天職だなって。だから展望的に言うと、ゆっくりゲームができるような、要は自のペースは崩したくないというか。自分の価値観でやりたいし、でも大きなステージにも立ってみたいってのもあったり。なんか思った以上にアーティストアーティストしてないです」

た:すごくわかります。趣味や好きなことを基盤に生活するというか、そういう風に仕事を選ぶのもありかなと思いました。

「だからまあ、音楽は…そこそこに頑張ります(笑)」

た:今はそういう人も多いですよね。個人の趣味も多様化していって、人生を趣味に掛けている子もいるので、それくらいの心持で人生やっていった方が楽かなと思います。

「好きなことやってる時間って努力って感じないじゃないですか。楽しい!って。ラップも自分そうで、曲作ってるとき楽しいってなってるし。だから、努力されたんですよねって言われることもあるんですけど、あれ?努力した時間あったかなあって。気づいたら時間経ってた、ぐらいの感じです」

た:もう趣味みたいな?

「本当趣味みたいな!趣味が仕事になっちゃった感じです」

た:趣味が仕事になって大変だと思うことはありますか?

「いやあ、大人はうるさいですよ?(笑)でも逆に僕の場合はやれって言われた無理難題を、これを俺はどう消化してどう音楽にするのかって、自分しかできないことだから、じゃあどうしよっかなって。結構わがままなんでそこは絶対変えないですってことを僕はいうので。そこの自己主張ができるようになれば、趣味を仕事にしても、自分のやりたくないことをやりたくないって言えれば大丈夫だと思います」

あ:ご両親はアーティスト活動についてどう思われてたんですか?

「最初は、お前絶対就職しろよって。それを俺はわかったわかったって流してましたけど(笑)。けど、だんだん結果が出てくるじゃないですか。結果でどうにかしなきゃなあって思ってて、で結果が出たから。出なかったら就活してました(笑)」

あ:じゃあ結構ギリギリの瀬戸際だったんですね。

「そうですね。Mステとかも結構ギリギリでした。さすがにタモリさんと話したら(笑)」

あ:やはりSnow Jamの影響は大きいですか。

「大きいですね、ヒットしてくれてよかったです(笑)」

あ:個人的な質問なんですけど、Rin音さんのプロフィールに携帯の充電が下手とあったんですけど、どういうことですか…?

「今日はそうでもないんですけどね…あっ、それでも39%でした(笑)。朝、携帯で音楽を流しながら準備をするのが好きなんですよ。で、出ようと思ったら充電が20%…。なぜか自分が欲しい時にコードがないんですよ!頂いたモバイルバッテリーを6.7台持ち歩いてるんですけど、全部充電ないんですよこれ…(笑)。読者の皆さんに、携帯だけじゃなくモバイルバッテリーの充電もなくさないよう気をつけて!って伝えて下さい!結構困るんで!(笑)」

編:きちんと伝えておきます!!!

今回はここまで!

<後編>ではさらに詳しい学校生活の話、地元のこと友達のことさらにさらに(※)Zeep Nagoyaでのライブの話など盛り沢山な内容を掲載する予定ですので引き続きチェックを願いします!!!

公式サイト:https://rinne-neonetyankee.com/

Twitter:https://twitter.com/rinne09010?s=11

Instagram:https://instagram.com/rin_ne.na?igshid=47fpcyijamje

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